予防歯科治療とは何か?
最近、『定期検診を受けているけど歯周病がどんどん進行して行ってるんです。』
と言う相談を受けた。
お口を診せてもらうと、やはり口臭と動揺のある歯が数本。
その患者さんは、3か月に一回歯医者に行き、
歯石除去とPMTCを受けられていたそうです。
しかし、歯茎の下には黒い歯石も見えていた。
一体これはどういう事か?
予防歯科を希望して真面目に通っていたのに…。
さみしそうな表情。
本当の予防歯科治療と言うのは、
その患者さんが健康なお口をずっと維持することを手助けすることだと考えます。
まずは、健康状態を詳しく調べる。
次に、問題がある所、問題を起こしそうな所を改善し、
そのあとはメンテナンスで維持していく。
これだけの事だ。
しかし、お口の内部環境も生活習慣も食生活も全身の健康状態も
すべて個人で違いがある。
まずは、その人の全てに関心を持ち、あらゆる角度からその人を知る必要がある。
お口だけを診ていては本当に予防をしていくことはできない。
その人が変えていかねばならない事がたくさんある。
むし歯や歯周病、歯列不正や不適合修復などのお口の内部環境は
歯医者が改善していけることである。
しかし、生活習慣や食生活、歯ブラシ、フロスの実施はその人が
行わなければならない事。
歯医者の大事な仕事は、治療と共に患者さん自身が実施してもらわなければ
ならないことを後押しすることである。


この写真は、歯列不正ではありますが、
20数年間健康な歯肉を維持しておられる当院でメンテナンスを受けられている患者さんです。
本当に予防歯科を考えられている方。
一緒に考えて行きます。ご相談ください。
川西市
青山歯科医院
テーマ : 歯科治療
ジャンル : ヘルス・ダイエット